3次元ベクトル場による雲の形状と動きの制御法電子情報通信学会総合大会2010講演論文集,D-11-45(2010).
CGで自然現象を表現する際,状況によって形状がさまざまに変化する雲の表現は非常に重要である.宮崎らは,物理シミュレーションを用いて雲が自然に発達する様子を表現している.しかし,この手法は処理が遅く,リアルタイムレンダリングできない.Wangは,ビルボードを用いて,雲をリアルタイムレンダリングしているが,刻々と変化する雲の形状をどのように制御するかは考慮されていない.楠本らは,キーフレームを与えて,形状変化の大きな積乱雲の成長と消滅,最終的な形状を制御する手法を提案している.しかし,雲の種類が積乱雲に限られており,またリアルタイム制御は困難である.我々は,ビルボードで表現した雲の断片(雲ビルボードと呼ぶ)の集合として雲を定義し,雲の動きと最終的な形状を,3次元ベクトル場を用いて制御する手法を提案する. ImagesTagsTag: Yusuke Taguchi 電子情報通信学会 Natural Phenomena Cloud Real Time Rendering |