地図データを基にした江戸東京の町並みウォークスルー映像情報メディア学会技術報告,Vol.32,No.18,pp.33-36(2008).
江戸開府から400年が過ぎた現代の東京では,江戸時代からの木造建築物はほとんど無くなり,新しい鉄筋コンクリートの建築物が立ち並んでいる.江戸に関する文献や当時の古地図などから当時の生活の一部を想像することはできるが,現代の町並みからは江戸時代の歴史的な町並みを窺い知るのは困難である.そこで,江戸時代の町並みとその町並みに対応する現在の町並みを3DCGで再現し,両者を比較できるようにした.小・中学生の教育の場や,東京を訪れる観光客に用いられるようなデジタルアーカイブコンテンツの作成を目指している.本稿では,復元するための諸技術と,復元した町並みのウォークスルー映像について述べる. ImagesTags |