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視覚混合と補色対比を考慮した点描画風画像生成法

FIT2007(第6回情報科学技術フォーラム)講演論文集, I-082 (2007).

 点描画は新印象派の画家達によって確立された絵画技法の1つである.点描画では,線ではなく,点の集合や非常に短いタッチで表現する.新印象派の点描画の最大の特徴は,視覚混合という光学現象を巧みに利用している点である.視覚混合とは,鮮やかな色を並置することにより,網膜上で加法混色を起こす効果を言う.視覚混合により,絵具を混ぜることで,彩度が低下するのを避けることができる.さらに,補色対比と言う技法も工夫して使っている.この技法は,補色を並置させることにより,非常に鮮やかな色彩の効果を生むことができる.筆者らは,既に,写真等の入力画像から視覚混合と補色対比の両方を考慮した点描画風の画像を自動生成する手法を提案した.しかし,この手法では,補色で描画される点がキャンバスに均等に配置されていた.実際の点描画では,補色はキャンバスに均等に描かれていることは少ない.補色を配置する数で陰影を表現したり,彩度の高い領域に補色を多く配置することで,補色対比の効果が際立つように工夫しているように見受けられる.
 そこで,本稿では,これらの表現を再現する第一歩として,入力画像の彩度を利用して,彩度の高い領域ほど補色で描画する点を多く配置し,彩度の低い領域は,少なく配置する手法を提案する.

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Last-modified: Thu, 29 Aug 2013 09:53:31 UTC (3893d)