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非対称・可換型遠隔講義
システムの評価

大坂 章, 小堺崇行, 森谷友昭, 高橋時市郎,
宇井 修, 八木啓介, 瀬下仁志, 藤本 強, 森村吉貴, 美濃導彦
電子情報通信学会総合大会2006講演論文集, D-15-37 (2006)

 東京電機大学(TDU)と京都大学(京大)との間で,2004年9月から2005年1月までの約4ヶ月間にわたって遠隔講義を実施した.この講義では一人の講師がTDUもしくは京大のどちらか一方から講義を行った.講義はTDUから6回、京大から8回、計14回行われた.この遠隔講義では,講義室間で相互に映像・音声を送受信する.講義室で撮影された映像と音声は,MPEG2/IP CODECによってネットワーク伝送される.映像の圧縮率は,品質とネットワーク帯域の観点から4Mbpsとし,JGN-II(Japan Gigabit Network)を介して伝送を行った.
 本遠隔講義システムは両大学で非対称となっている.例えば,受信映像や講義資料等を表示する機器はTDU側2式,京大側3式となっている.また複数のカメラを用いた講師映像の撮影方式は,京大が自動追尾・自動切替であるのに対して,TDUでは予めセットしておいたズームとアングルを手動選択・手動撮影する方式であった.ただし両大学から講師が講義を行うため,両講義室から講義映像・音声を送受信できる,可換型構成となっている.
 このシステムを評価するため,双方の大学の受講者に講義期間中にアンケートを実施した.9-10月,11-12月,1月の三期に分けてアンケートを分析した.
 1)講師がローカルかリモートのどちらにいるか(可換型)で講義に対する集中力が異なる.
 2)遠隔地の撮影方式が非対称であることによって評価が異なる.
 3)映像がブラックアウトすると、映像・音声の途切れが気になる.
等,機器・システム・運用を中心に改善点が抽出された.今後の遠隔講義システム開発に反映する予定である.

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Last-modified: Thu, 29 Aug 2013 07:48:11 UTC (3893d)