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TITLE:2台のカメラによるモニタ画面の指差し位置計測
* 2台のカメラによるモニタ画面の指差し位置計測 [#j20b1be5]
CENTER:&size(16){''[[森谷友昭>Members/TomoakiMoriya]],[[杉田純一>Members/JunichiSugita]],[[荻原 学>Members/ManabuOgiwara]],[[高橋時市郎>Members/TokiichiroTakahashi]]''};
CENTER:&size(16){''第33回画像電子学会年次大会予稿集,pp.151-152 (2005).''};

 近年,情報通信基盤の整備や発展に伴って大容量の映像データ転送が可能となり,大学や予備校などにおいて遠隔講義が行われている.遠隔講義において,講義資料を提示している画面の一箇所を講師が指し示す際,指示している箇所が遠隔地の学生に伝わりづらい.これは,講師を映し出す画面と講義資料を提示する画面とが別々であるためである.この問題を解決するには,講師が画面のどこを指示しているのかをコンピュータで自動的に計測すればよい.こうしたアイデアは古くは1980年にMIT Media Lab.のR. A.Boltが提案したコンセプトモデル“Put that there”に端を発する.Boltはそのコンセプトの有用性を示すために,データグローブや音声認識装置等を組み合わせた大規模で複雑なシステムを構成した.その後,操作者が特殊な装置を着装することなく,指差し動作を解釈するインタフェース構築に関する研究が進められた.例えば,福本らはステレオカメラ画像処理により指差し位置の計測を行い,インタフェースの改善をはかった.操作者が移動しない場合,操作者の肩の位置の変動は少ない点に着目して,指先と肩を結ぶ直線とPCモニタ画面との交点を求めている.この手法は精度よく指差し位置を計測できる.しかし,(1)予め操作者の肩の位置をキャリブレーション動作により求めておく必要があること,(2)操作者は移動しないことが前提となっているため,教卓の前を歩きながら講義をする講師が使うことが十分起こり得る遠隔講義への適用は難しいと言えよう.本研究は,人差し指の傾きを計測することにより,福本らの手法の制約を緩和することを目指すものである.そのための第一歩として,2台のカメラを用いて撮影した画像から人差し指の指先の位置を検出し,ステレオ画像処理により指差し位置を計測する方法を検討した.実験の結果,良好な精度を得たので,報告する.


** Images [#f108a0a2]
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** Tags [#j7805cb1]
&tag(Tomoaki Moriya,画像電子学会,Study Science);
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