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四角いひねりを加えたトーラス状不可能図形のアニメーション手法

日本基礎心理学会第32回大会

  不可能図形とは, 一見すると, 実現可能に見えるが, 実際には人間の視覚の解釈通りには実現不可能な錯視図形のことである. 近年, CGによって不可能図形を表現し, さまざまな角度から見ることを可能にする研究が行われている. その一つに錯視立体を用いる手法がある. 錯視立体とは, ある特定の視点から投影したときのみ, 不可能図形として成立する立体のことである. ここで, 錯視立体が成立したときの視点を錯視視点と呼ぶ. 本研究では, 不可能図形のアニメーションをCGで作成することを目的とする.

  我々は, 錯視立体を3DCG形状モデルとしてモデリングする. このモデルを, 錯視視点位置に合わせて幾何変形し, 不可能物体として表示する錯視立体作成手法を提案する. これによって四角いひねりを加えたトーラス状不可能図形を任意の視点から観ることのできる対話型アニメーションが可能となる.   さらにこの原理を, より複雑な形状をした不可能図形であるペンローズの階段へ適用したところ, 不可能図形として表示することができたので, 併せて報告する.

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Tag: Kana Nakatsu 日本基礎心理学会

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