四角いひねりを加えたトーラス状不可能図形のアニメーション手法2011年映像情報メディア学会冬季大会
不可能図形とは,一見すると,実現可能なように見えるが,実際には人間の視覚が解釈した通りには実現不可能な図形のことである.錯視立体とは,ある特定の視点から投影したときのみ,不可能図形として成立するように作られた立体のことである.錯視立体が成 立したときの視点を錯視視点と呼ぶ.錯視立体は,錯視視点から視点が移動すると,不可能図形として知覚されなくなる.不可能図形を,見る角度を制限することによって,立体物で表現することが多く行われている.近年では,CG技術によって,ある種の不可能図形については,錯視視点の範囲を広げることが可能となった.本論文は,先行研究では表 現できなかった,任意の視点から見ても,自然な印象を与える不可能図形のアニメーション手法を提案する. ImagesTagsTag: Kana Nakatsu 映像情報メディア学会 |