パースを考慮したビルボードの付影処理法電子情報通信学会総合大会2008講演論文集,D-11-101(2008).
3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)で大勢の人々をリアルタイムに表示するため,人を,ポリゴンモデルではなく,処理量の少なくすむビルボードを使ってモデリングする.その結果,数万人をリアルタイムで表示することが可能となる.しかし,リアリティを向上するため,ビルボードで表現された人に,そのビルボードから生成した影を付けて表示した場合,不自然に浮き上がって見えることがある.これは,ビルボードにマッピングされる個々の画像を得たときのパースと,それを改めて3DCG空間内に配置して表示したときのパースが一致していないために生じる現象である.本稿では,前述のパースを考慮することにより,ビルボードとそれから生成された影を違和感なく表示する手法について,報告する. ImagesTags |