補色対比を考慮した筆触分割による点描画風画像生成法情報処理学会研究報告, グラフィクスとCAD研究会, Vol.2007, No.13, pp.91-96(2007)
点描画は線ではなく,点の集合や非常に短いタッチで表現する絵画技法の1つであり,新印象派の画家達によって確立された.新印象派の点描画の最大の特徴は,鮮やかな色を並置する筆触分割により,網膜上で加法混色を起こす,視覚混合という光学現象を巧みに利用していることにある.さらに,補色を並置させることにより,非常に鮮やかな色彩の効果を生むことができる補色対比も工夫している.本稿では,補色対比を考慮した筆触分割をモデル化し,入力画像から点描画風の画像を生成する手法を提案する.実験の結果,良好な結果を得たので報告する. ImagesTagsTag: Junichi Sugita VCシンポジウム NPR |