歴史的町並み復元のための木材の経年変化を考慮した家屋自動生成
Visual Computing/グラフィクスとCAD合同シンポジウム2006予稿集,
pp.107-112 (2006)
歴史的な町並みの復元における家屋のモデリング作業を効率化するために,家屋構造記述言語を開発した.家屋の主要な部品の規格が幅3尺,高さ6尺と定まっていたことに着目し,3尺を基本単位とした部品を書き連ねて家屋構造を言語で記述する.様々な形状の家屋を記述,生成できる.
次に,歴史的町並みを構成する家屋のバリエーションを増やすために,木材の経年変化の定性的モデルを検討し,それを模擬するシステムを構築した.木材画像をYIQ表色系空間で表現し,Y値とI値を対話的に変化させて経年変化処理するシステムを実現した.このシステムは,古い木材を新しく見せる逆経年変化も可能である.本稿では,家屋構造記述言語から木材が経年変化した家屋を自動生成する手法についても報告する.
Images
Tags
Tag: Dai Katsumura VCシンポジウム 江戸 Modeling Building Cyberscape