学習時間経過に着目したWeb調べ学習履歴の分析電子情報通信学会総合大会2005講演論文集,D-15-23 (2005).
教育現場でのIT利用が進み,学習履歴を取得することが容易になってきた.我々はWeb を使った調べ学習を対象に,各学習者の学習履歴を7 段階の学習活動に抽象化して分析する手法を提案してきた.中でも,ある学習時間内で各学習段階に費やされた時間の割合(学習段階時間比と呼ぶ)を特徴とするクラスタリング法が有効であった.全学習時間に対する学習段階時間比による手法は学習活動を俯瞰的に捉えることができる.一方,等分割された各学習時間での学習段階時間比を用いる手法は動的な特徴を捉えることができる.後者は,学習者へのフィードバックを授業中に行なうことができるので,教育現場で実際に使う際には有効であると考えられる.本報告では,2つの手法を併用し,学習者の特徴を多角的に捉える手法を提案する. ImagesTags |